こんにちは。ほっかです。私は妊活のために退職した30代業主婦です。
半年の妊活を経て授かった娘を、35週で出産しました。後期早産、低出生体重児です。
これを読んでくださっている方も同じ状況の方が多いのかなと思います。何もかも不安ですよね。私も出産を終えたあと病室でたくさん検索しました。
そんな不安だらけの出産、入院期間でしたが、有り難いことに娘はすくすく成長しました…!涙
私も誰かの参考になれば…という思いで、私の35週の後期早産での出産の体験談をシェアします。
35週で破水
私の出産の始まりは破水からでした。
35週1日目の朝、布団でごろごろしていたときに突然破水しました。
まだ夫が家にいる時間だったので、二人で大慌てで病院に向かいました。
当時検索魔だった私は今まで検索してきた知識をフル回転させ、病院への道中に
「まだ35週で早産だから、生まれてもきっと未熟児で保育器に入って一緒には退院できないんだろうな…」
とうっすらとした覚悟を持ちます。
出産まで
破水しているのですぐに促進剤で生むのかな…となんとなく考えていましたが、
感染症の危険が迫らない限りは自然に陣痛が来るのを待つことになりました。
何しろ正産期前の未熟児です。なるべく長くお腹にいられるように…とのことでした。
しかし、破水した翌日には炎症の数値が上がってしまい、感染症の危険があるからと促進剤を使うことになりました。
9時過ぎに促進剤を始めて、10時頃から陣痛が始まり、18時ちょっと前に出産しました。
出産自体は出血も少なくかなり安産でした…!
ただ、生まれてから娘は身長や体重を測ったあとすぐNICUへと運ばれたため、顔を合わせられた時間はほんの一瞬でした。
同日に出産していた他のママさんは、出産後に赤ちゃんと過ごすことができていたので
それができないことに寂しさや申し訳なさがありましたが、
とにかく無事に生まれてきてくれたことに安堵したのを覚えています。
娘の経過
妊娠35週、体長45.5cm、体重は2230gで娘は生まれました。
生まれてすぐNICUに入院となった娘は、一通り検査をしたのち保育器に入りました。
幸い検査では異常は見られなかったのですが、そのときに小児科の先生に言われた退院の条件は
- 体重が出生体重を超える(生まれたあと水分が抜けて体重が減るため)
- 妊娠37週(正産期)を超える
のどちらかでした。
いろいろな管に繋がれて、面会に行くたびに心配な気持ちになりましたが、
中でも特に心配だったのは呼吸を休んでしまうこと。
未熟児にはよくあることらしいのですが、3分間無呼吸だったと聞いたときは不安になりました…。
保育器に入って4日目には症状はなくなり、保育器を出ることができたのですが
退院後も心配で生後3ヶ月の現在も「呼吸してる…?」と確認してしまいます。
NICUでは酸素濃度や哺乳状況も徹底的に管理してくださり、お医者さんや看護師さんもたいへん良くしてくださって、容態は心配でしたが安心して任せることができました。
不安から様々なことを質問しましたが、みなさん丁寧に答えてくださって
今の状況や今後の見通しが分かると更に安心できました。
管理、検査の日々でしたが、主だった治療は黄疸だけでした。
私のメンタル面
破水してから入院中、退院後ともに「今できることを精一杯頑張ろう」の精神でなんとか乗り切りました。
気持ちが沈みそうになったときもそうすることで気持ちを落ちつけることができました。
ただ、今思えば少し無理して気持ちを作っていたかなとも思います。
そんな風にあまり気落ちせず過ごしていましたが、入院中の沐浴指導のときはかなりへこみました。
というのも、沐浴指導は同時期に出産したママ達と合同で新生児室で行ったんです。
その時ばかりは「娘ちゃんがここ(新生児室)にいない…」ということを強く実感して、
新生児室の赤ちゃんたちと違ってたくさんの管に繋がれていることへの申し訳なさや
沐浴はもちろん母子同室や授乳ができないことへの寂しさを実感しました。
そんなとき効果があったのは、やはり身近な人に気持ちを話すこと。
夫に気持ちを素直に話して、慰めてもらってからはかなり気持ちも持ち直して、また「今できることを精一杯やろう!」というマインドに戻ることができました。
また、心配なことや疑問に思ったことは遠慮せず助産師さんや看護師さん、お医者さんに質問しました。
プロの的確なアドバイスや今後の見通しを聞くことで、かなり安心して過ごすことができました。
今ももちろん早産になってしまったことに対して
「あれがだめだったのかな…」「もっとこうしていれば…」と思うこともありますが、
そんな気持ちが出てきたら目の前の娘のためにできることを考えようと努力しています。
読んでくださっている方も、きっと後悔や心配の気持ちがあるのではないかと思います。
そんな気持ちはどうか信頼できる人に話して、誰かと共有しながら少しずつ気持ちを軽くしてくださいね。
入院期間
私は通常通り出産後5日目、娘はその1週間後に退院しました。
残念ながら一緒に退院とはなりませんでした。
退院後も面会することができたので、毎日面会に通いました。
その際、自宅で搾乳したものを届けました。
それでも、娘が退院するまでの1週間は人生で一番長く感じた1週間でした。
面会で授乳、ゲップやおむつ交換などお世話をしました。沐浴は退院日に未熟児室で。
母子同室を一切しなかったので、お世話がしっかりできるのか不安のまま退院しましたが
なんとかなりました…。なんとかするしかない、とも言えますが、
何より無事に退院できたことに感謝しながらお世話を頑張りました。
生後3ヶ月の現在の発育
有り難いことに、とっても元気に育っています!涙
退院後もシナジス注射と採血で月に1度通院しています。
採血は代謝性アシドーシスと貧血の数値を測っていたのですが、どちらも生後3ヶ月の現在改善しました。
身長、体重も成長曲線の平均値になりました…!
生後1ヶ月は成長曲線の下のほうだったので、急成長に感動しています。
最近はクーイングしたり笑顔を見せてくれたりと、家族全員がメロメロ状態です。笑
ただ、首座りなどの発達面は、生まれた日からの月齢ではなく出産予定日からの修正月齢で考えるようにとお医者さんから言われており、市町村の検診も修正月齢で受けています。
同じぐらいの月齢の赤ちゃんを見て、
「もう首が座っているんだ…」
「娘ちゃんはまだ首が座りそうで座らない…」
と心配になったり焦ったりすることもあります。
ですが、早く生まれちゃったのに元気に生きてくれているだけでも十分!
そう心に言い聞かせて、娘のペースでの成長を見守りたいと思っています。
やって良かったこと
出産と新生児期を振り返って、これをやって良かったなと思うことが4つあります。
まずは、気持ちを話すこと。
我が子が入院していると不安なことがたくさんありますよね。
それを身近な人に話すことで、不安が少し軽くなって笑顔で娘の面会にいくことができました。
別々に入院しているからこそ、貴重な面会時間。
その面会時間に笑顔で娘と接することができたことは今振り返っても良かったなと思います。
次に、助産師さんやお医者さんに遠慮せず質問すること。
私は今まで遠慮してしまってあまり質問をしない方だったのですが、
今回入院中や退院後も疑問に思ったことや不安なことは遠慮せず質問していました。
プロの意見を聞くとかなり安心します。
自分で検索して情報を得るよりよっぽど安心しました。(たとえ検索結果と同じことを言われたとしても、です)
そして、休むこと!
未熟児で生まれると、入院中も母子同室がないし退院後も育児がないしで
休む時間が取れてしまいます。
他のママさんたちはこの時間に育児しているのに…と罪悪感がありましたが、
退院してからの日々は大忙し!
また母子同室をしていないからこそ、また未熟児だからこそ自宅での育児の緊張感もひとしお。
休める時間があるときは罪悪感は一旦置いて、休むことでその後の育児も頑張れました。
罪悪感は一旦置いて、休めるときに休むのが吉です!
最後に、おっぱいのマッサージ。
母乳が出るのか?と不安でしたが、なんとか母乳が出るようになりました!
入院中には助産師さんから励まされながら3時間おきにおっぱいのマッサージをしていて、
それは頑張って良かったなと思っています。
母子同室がない代わりに、おっぱいのマッサージは頑張るぞ!という気持ちでした。
先に退院してからも自宅でマッサージを続けました。
ちなみに、どのくらい母乳が出るようになったかというと…
- 退院時に6g
- 出産から1ヶ月後に10g
- 出産から2ヶ月後には20〜35g
出るようになりました。
生まれてからずっとミルクだったため完母にはこだわらず、ミルクの割合多めの混合で育てています。
おわりに
いかがでしたか。私の35週での後期早産体験談は以上になります。
早産を経験してから、「早く生まれてしまって…」と周りの人に話すと
「うちの息子もそうだったよ」
「うちもそうだったけど、大きくなったから大丈夫!」
など、体験談を話してくれる方が多く、その話にいつも励まされました。
私の体験談も、どなたかの励みになったら嬉しいです!
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